全教集会の開催について
全教集会の願い
私たちは、「世界の平和と人類の助かりに向けてお役に立たせていただきたい」との教主金光様のおぼしめしを頂いて、日々の信心生活を進めてまいりたいと願っております。しかしながら、世界の各地においては、国と国との対立が一層顕著になっており、それは遠く離れた地域の出来事ではなく、私たちの生活にも直結するような問題となっています。国内では、いじめやハラスメント、虐待といった人間関係の問題など、平和ならざる状況が、日常の情報の中にあふれています。このような国の内外のさまざまな事柄に、どのように向き合っていけば良いのでしょうか。
教祖様は、「かわいいと思う心が神心である」とみ教えくださいました。難儀に苦しむ人々のことを思い、かわいそうにと思うように、私たちは神様から「神心」を授かっております。その心を大切にさせていただくことは、内なる神様がお働きくださり、平和な世界が現れることにつながっています。
本年元日には、能登半島地震が発生し、その後の豪雨でも多数の方が被災されました。本教信奉者の中にも何かお役に立てることをさせていただきたいとの思いのもとに、多くの方が復興支援に参加されました。被災された方々に寄り添おうとする心には、難儀を抱える氏子の助かりと立ち行きを願い続けてくださっている神様がお働きくださっています。そこに神様の分けみたまを授かった人間としての働きが起こってきたのです。また、実際に復興支援に参加することができなくても、私たちは「祈る」ということができます。人の助かりを祈らせていただくことは、信奉者なら誰にでもできる信心の実践であると思います。
このたびの全教集会では、教主金光様ご夫妻にご臨席を賜り、被災地の復興支援に当たられてきた二つの団体から活動報告をしていただいて、信心の実践発表とさせていただきます。この内容を一つの手がかりとして、それぞれに置かれている立場において、創意工夫しながら、世のお役に立たせていただきたいと願うものであります。
一人ひとりにできることは小さなことであります。たとえそれが「大海の一滴」であろうとも、「世界の平和と人類の助かり」とのご神願成就へ向けての第一歩となっていくのではないでしょうか。
次第
布教功労者報徳祭後
- 開会
- 教主金光様ご夫妻ご入場
- 実践発表
- 布教部長挨拶
- 教主金光様ご夫妻ご退席
- 閉会
実践発表者
金光教少年少女会連合本部
原田 恵一郎 師(兵庫・常盤木)
活動報告等
金光教大阪災害救援隊
竹内 真治 師(大阪・鶴橋)
活動報告等