私の性格改造計画―神様のお働きをいただいて―
中西美由祈(新潟・直江津)
私の実家は、熊本県にある教会で、父が教会長をしています。私は、父がご本部で御用をしていた時に金光で生まれ、6歳で熊本に帰ってからは、小学校入学から高校卒業までを熊本で過ごしました。
私は、小学校・中学校と学校を休みがちで、いわゆる不登校の時期を過ごしました。当時、仲の良い友達がいたのですが、その子の家庭環境の悩みを聞いているうちに、私自身が苦しくなっていき、朝学校の支度をしていると、頭痛や腹痛を起こすようになり、学校に行けなくなりました。人の心の痛みが自分のことのように思え、どんどんつらくなっていったのです。
中学生になると、その友人がリストカットを繰り返したり、夜も家に帰っていなかったりと、私には考えられないような生活を送るようになりました。そういう話を聞くと、なおのこと友人を助けたいという思いに駆られるのですが、その子の家庭の問題を、子どもの私にはどうすることもできませんでした。その友人も次第に不登校になり、心配で何とかしたいと思うけれど、私も学校に通えないという悪循環が続きました。
ある日、その友人は、家庭の事情で転校してしまいました。最後に会ったのがいつなのかも分からないくらい突然のことで、私は、「あの子を助けてあげられなくて、学校から逃げてしまった」と自分を責めていました。家族からは、「あなたのせいではない」となだめられましたが、素直にそう思えず「私があの子を追い込んだんだ」という罪悪感で心がとても苦しくなりました。
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