「天地につながって」
島谷 一久(兵庫・曽根)
お結界という所は、神様が人を連れて来てくださり、その方をとおして、私にいろんなことを教えてくださる場所でもあると思います。
神様は、参拝者と取次者の両者へ信心を教えてくださいますが、とくに取次者の願う心を鍛え、信心力を授けてくださることを忘れてはいけないと思うのです。
この15年間、私がお結界奉仕をさせていただいてきた中で、そういった忘れられないお取次がいくつかあります。その中の一つが、私の祖母・マサの話です。
私が信奉者家庭からお道の教師になったのを一番喜んでくれたのが、この祖母でした。信心仲間たちに私の初々しい装束姿の写真を見せ回っていたそうです。
そんな祖母がある時、後継者不在教会の後継者として、一人御用するようになって間もない私の様子を、家族と共に見に来てくれました。私が、「まあ、お茶でも飲もう」と、みんなを奥の部屋へ案内しますと、祖母がお結界の前に座って、私を手招きして呼ぶのです。
私がお結界へ座りますと、姿勢を正して、「おばあちゃんの話すことをよく覚えておいてほしいんや」と言います。
祖母は、普段はとても物静かな人で、それまで長々とした話を聞いたことがなかった私は、ただ事ではないものを感じました。そして祖母は、自分自身の入信に至った経緯を、次のように語ってくれました。
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