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【再掲】布教功労者報徳祭並びに金光攝胤君60年祭について

祭典の願い

布教功労者報徳祭は、明治26(1893)年12月20日に40歳でお隠れになった金光四神貫行君(教祖様の五男・宅吉様)の年祭が、九州地方の請願によって本部教会所の霊祭として翌27年12月に執り行われたことに始まります。

その後、第1世管長・金光山神大道立別命(教祖様の四男・萩雄様)、金光登勢一子大明媛(教祖様の奥様・とせ様)の霊祭を併せてお仕えするようになり、昭和8(1933)年、教祖様50年のお年柄からは、この道を伝え広めてきた功労者である先覚諸師のご霊神様も併せてお祀りするようになりました。その歴史の変遷とともに、祭典の名称も改められ、昭和16(1941)年には「布教功労者報徳祭」と定められました。

布教功労者とお称えするご霊神様方の多くは、教祖様が開かれた「神人の道」、すなわち神様との縦軸をもって、神様のみ祈りとみ働きを求め現され、教祖様のご信心をお手本にして、それぞれのお広前で御取次の御用に立たれました。そして、難儀を抱えて参拝してきた人々に、人間は神様のおかげの中に生かされていること、神様は人間の中におられてお働きくださることをさまざまな形で伝えられました。その御取次を受けて、神様と出会われた人々が、神様の願いに沿った生き方を進めることでさらに周囲の人に神様のみ祈りとみ働きを伝え現されるようになりました。その連綿と続く御取次と道伝えの働きの中で、今日私たちがご信心を頂いています。

本年60年の式年をお迎えいたします金光攝胤君におかれましては、金光四神様のみ後を受けられ、明治26年12月、数え年14歳にして、御取次の座に就かれました。

当時の教団は、神道金光教会として組織化されてからまだ年が浅く、内外に困難な問題を抱えていましたが、攝胤君の御取次のもとで教勢は次第に進展し、明治33(1900)年には神道本局からの一教独立が成り、教団の働きは一層展開していくことになりました。昭和9、10(1934、1935)年には、教団は容易ならない事態に直面しましたが、問題のただ中にあって攝胤君は、ひたすら真の道が立つことを願われながら、粛々と日々の御用に臨まれました。この問題を経て、本教の中心は、教祖広前に始まる御取次の働きにあることが改めて確認されることとなりました。

その後、戦後まもない教団が混迷する状況下にあって、「ただいまは全教一新のおかげをいただくことが、一番大切でありますから、全教一家の実をあげるよう、その方途を講ずることを進めてください」とのおことばをもって、教団の進むべき道をお示しくださいました。このおことばを受けて、教団改革の歩みが始まることとなり、今日の教団の基礎が築かれていくこととなりました。

攝胤君は、明治、大正、昭和と、実に70年もの歳月を、ただ一筋に信奉者の願いを神様に、神様の御心を信奉者に御取次くださり、昭和38(1963)年4月13日、長きにわたる現身の御用を終えられました。「何十年つとめましても油断がなりません。日々がさらです」と仰せられ、ご生涯をかけて御取次の御用にお当たりくださいました攝胤君のみ姿に思いを寄せ、そのご信心を今日に頂いてまいりたいと存じます。

また、祭典の中で「輔教任命」が執り行われます。輔教もまた、「お道のために」とご尽力くださったご霊神様方のご精神を受け継ぎ、進んで教会活動を担い、教団活動に参画することが願われています。

ここからさらに、教祖様に始まる「神人の道」を求め現されたご霊神様方への、ご恩に報いる生き方を求め現す稽古に取り組み、ともどもに「神と人とあいよかけよで立ち行く」御神願成就のお役に立たせていただきたいと存じます。

祭典次第(12月10日午後1時30分から)

先 祭員着席
次 開帳
次 拝礼
次 神前拝詞奉唱
次 祭主祭詞奏上
次 祭主玉串奉奠
次 遺族総代玉串奉奠
次 参拝者総代玉串奉奠
次 輔教任命
次 教務総長挨拶
次 「真心の道を迷わず失わず」斉唱
次 拝礼
次 祭員退下
引き続き、吉備舞奉納

諸行事

祭典前の教話(本部広前祭場)

 講師 吉川 晴江(福岡・福岡高宮)
 講題 「信吉桜に見守られながら」 
 12月10日 午後1時から

展示(本部総合庁舎1階展示室)

 「資料とともにたどる金光大神のご生涯」展
 「令和五年度物故布教功労者御遺影」展
 「教祖様に関する所蔵資料」展
 「三代金光様にまつわる品々」展
 ・開室時間
  9日 午前10時から午後5時まで
  10日 午前9時から午後5時まで

各種ご案内

新霊神遺族の方

 ○集合場所 庁舎一階ホール
 ○受付時間 正午から午後0時30分まで

令和五年任命輔教の方

 〇辞令交付式 吉備舞奉納終了後から

直会交付

 交付場所 祭場北入口付近
 交付時間 祭典終了後から午後3時30分まで

受付・案内所

場 所 境内大階段上
 9日 午後1時30分からお退け終了後まで
 10日 午前9時からお退け終了後まで

財務部(経理)出張所

場 所 受付・案内所内
 9日 午後3時からお退け終了後まで
 10日 午前9時から午後3時まで

教務センター出張所

場 所 境内案内所横
教区名 四 国
 10日 午前11時から午後1時30分まで

金光図書館開館時間

 9日 午前9時から午後6時まで
 10日 午前9時から午後6時まで

金光教徒社営業時間

 9日 午前9時から午後4時30分まで
 10日 午前9時から午後4時30分まで

光風館営業時間

 9日 午前10時から午後6時まで
 10日 午前9時から午後5時まで

定期列車金光駅時刻表

令和5年11月30日現在

団体列車金光駅時刻表

本部略図

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